レーザー治療は切らないわきが解消法
切開せずにわきがを解消できる手術がレーザー治療です。
レーザー治療とは、基本的に1mm程度のカニューレを挿入して、直接汗腺にレーザーを照射して破壊していく、という手法になります。カニューレを挿入する部分に傷は残りますが、たいていは時間とともに消えていくので心配ありません。傷を残すことなく、わきがを治療できるのですから、女性にとってはオススメの手術法でしょう。
そのため、レーザー治療は100%臭いが消えるわけではありません。また、あくまで汗腺を破壊するだけで根元から除去するわけではありません。汗腺の根っこが残っていると、そこから徐々に再生してくる可能性があるのです。そのため時間の経過とともに、わきがの症状が再発してくることもあります。
女性にとってはメリットが多いですが、少なからずデメリットもありますので、よく考えてから行うのがベストでしょう。
レーザー治療のメリット
2、ダウンタイムがほとんどない
3、手術時間が短い
4、身体への負担も少ない
レーザー治療のデメリット
2、再発の可能性がある
3、費用が高い
4、重度のわきがの場合は臭いが消えない場合も
レーザー治療のまとめ
レーザー治療は、傷跡も残らず、手術時間も短いので身体に負担をかけずにわきがを治療できます。
その反面、直視下摘除法のようにアポクリン汗腺を目で確認できないので、完全にアポクリン汗腺を破壊することは難しいです。そのため、重度のわきがの方は満足のいく結果が得られない可能性もあります。
上記の理由からクリニックによっては、レーザー治療とボトックス注射を一緒に行うところもあります。それによって、より高いわきが治療効果が出るというわけです。
軽度~中度のわきがの人で傷を残したくないという方は向いているでしょう。
臭いの解消 | 完全ではありませんが、軽減することができます。 |
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持続期間 | 除去するわけではないので、再発する可能性もあります。 |
傷跡 | 1mm程度のカニューレを挿入するので、ほとんど傷跡はなくなります。 |
料金 | 15~30万円(両脇セット) |
ダウンタイム | ほとんどありません。24時間の圧迫が必要なクリニックもあります。 |
手術時間 | 約30分 |
痛み | 局所麻酔を行うので痛みを感じることはありません。術後もほとんど痛みを感じることはありません(個人差あり)。 |
通院 | 不要 |
副作用 | ほとんどありません。 |
多汗症への効果 | 軽度の多汗症なら効果があります。 |
シャワー・入浴 | 翌日から可能です。 |