わきが手術以外のわきが治療法
有効なわきが治療法といえば、直視下摘除法やレーザー治療法、吸引法があります。
直視下摘除法の場合は、最低でも3~5㎝ほど切開する必要がありますし、レーザー治療法や吸引法でも1mm程度の穴を開けます。手術中は痛みも伴うため、手術の際には局所麻酔を打って行うのが一般的です。
手術も30分~2時間くらいかかることもあります。術後も直視下摘除法は圧迫固定をしなければいけませんし、その他の方法も内出血や痛みがともなう場合もあるのです。
傷跡、手術時間、痛み、ダウンタイムなどのリスクが手術にはあります。
そのため、わきが治療は行いたいが、手術は嫌だ、という方も少なくありません。仕事で忙しい人は手術する時間も取れず、圧迫固定もなかなかできない場合もあります。特に女性は、たとえ小さくても傷跡は残りたくないと思うのが普通でしょう。
そんな方には、手術以外にもわきが治療法はあります。
ただ、ボトックス注射は、わきがに対しては手術ほど高い効果は期待できません。ボトックス注射は多汗症には効果を発揮し、汗の量を減らすことはできます。もちろんアポクリン汗腺からの汗の分泌量も減らすことはできますが、わきがの場合は臭いが問題なのです。
少量の汗でも臭いは発生しますから、重度のわきがの人はほとんど効果がない、ということもあります。ただ、軽度~中度のわきがに対しては、臭いを広げる汗を抑えられるので、ある程度臭いの軽減にはなるでしょう。
自宅でできるわきが治療法もあり
わきが治療はなにもクリニックで行うことばかりではありません。自宅でも対策を講じることができます。
自宅でのわきが対策
・食生活を改善 |
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脂っぽいものを食べると、わきがの臭いがきつくなるので、それらを避けると臭いの軽減になります。 |
・ストレス発散 |
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ストレスもわきがの臭いを増加、汗の分泌量も増やしてしまいます。 |
・わきが対策グッズ |
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いろいろある対策グッズは臭いを抑えたり、汗を止めたりする効果があります。 |
ただ、こういった自宅での対策は、正確に言うと「わきが治療法」とは言えません。治療ではなく、臭いを抑える、汗を抑えるという方法ですので、わきがが治る事はありません。また、ボトックス注射も、実は一定期間症状を抑える、というものですから、こちらもわきが治療法ではないのです。
本当にわきがを治すという意味での治療法となると、今は手術しかありません。