そのわきが予防法、間違っていませんか
わきがは、手術以外では完治することはありません。ですが、予防法を行うことである程度臭いを抑えることはできるのです。
わきがで悩んでいる人は、藁にもすがる思いでいろいろな予防法試してみたいものです。わきが予防法については、インターネットの口コミなどでもさまざまな方法が言われています。
ただ、そのなかには間違った予防法もあり、まだ効果がないだけならいいですが、逆にわきがの症状が悪化してしまう方法もあるので注意しなければいけません。
よく言われている主なわきが予防法
ネットや口コミでよく見かける、いくつかのわきが予防法を紹介します。
2、デオドラントスプレーや香水で臭いを消す
3、汗をかかないように水分は控える
上記の予防法、どれが間違っているのでしょうか。どれも正しい予防法のように思えますが、実はすべて間違っている可能性があります。もちろん正しい面もありますが、行きすぎると逆効果になってしまうことがあるのです。
わきの下を常に清潔にする
わきの下を清潔に保つことは正しい予防法です。ただそのために石鹸で頻繁にゴシゴシ洗ったりするのは逆効果になってしまうこともあります。
わきの下の雑菌がアポクリン汗腺からの汗と結びつくことで発生するのがわきが臭です。そのため、雑菌を取り除くことで臭いの発生を抑えることができます。また、皮脂と結びつくことでも臭いが悪化しますから、常に洗っていればいい、と思いがちです。
ですが、洗いすぎて乾燥した状態が続くと、乾燥から肌を守ろうと汗や皮脂が大量に分泌されるようになるのです。それによりわきが臭が強くなってしまうことがあります。
また、ゴシゴシ洗い過ぎると傷がついてしまい炎症を起こす原因となります。
デオドラントスプレーや香水で臭いを消す
デオドラントスプレーや香水でわきが臭が消えてしまうように思えます。ですが、基本的に臭いはそれだけで消えませんし、逆にその臭いとわきが臭が混ざり合い、さらに異様な臭いが発生するようになるのです。人によってはそちらの匂いのほうが臭いと感じる人もいます。
汗をかかないように水分は控える
わきがは汗が一番の原因ですから、汗をかかないようにするということは間違いではありません。ですが、水分を摂らないというのは逆効果です。
水分を摂らないからといって汗をかかないというわけではありません。汗は本来体温調節のために必要な生理現象ですから、水分を摂らないと脱水症状に陥ってしまいます。
わきが臭のために命を危険にさらすのは正しいわけがありません。しかも水分を摂らないと、汗の中の成分の濃度が濃くなってしまい、臭いはきつくなってしまうのです。
また水分を大量に摂ったからといって、汗が大量に出るというものでもないのです。余分な水分は尿とともに排出されるので心配することではありません。むしろ水分を十分に摂って、汗をかいたらしっかり拭き取ることがわきが予防には大切なことです。