わきがの治療にはどんな方法がある?

わきがの症状は個人差があり、服を着ていればほとんど臭うことがない軽度のわきがの方もいれば、下着を着替えてもすぐに臭いが強烈になってしまう方もいます。

多汗症の場合は、精神的な面も原因にありますので、対策によっては治ってしまうこと、症状が軽くなることもあります。

ですが、わきがの原因は遺伝の要素が強く、対策によってある程度臭いを防ぐことができても完治することはまずあり得ません。ただ、クリニックでの治療・手術によっては、症状の軽減、完治をすることもできるのです。

ただ、クリニックで治療ができるといっても、わきが治療法はひとつだけではありません。クリニックによって方法は異なり、○○法というネーミングで独自の治療法を行うところもあります。

ですが、基本的な方法はたいてい同じです。わきの下を切開して、汗腺を確認しながら除去する直視下摘除法(剪除法)、1mmほどの穴をあけ、そこに器具を挿入してレーザーにより汗腺を破壊するレーザー治療、注射により汗腺の働きを抑えるボトックス注射などがあります。

治療方法によって、手術時間、痛み、効果もまったく異なります。主な治療法を気になるポイントで比較してみましょう。

わきが治療法の比較

【直視下摘除法(剪除法)】
肌への影響 切開した傷が残る
痛み 1週間ほど痛みが残る
臭い 完全になくなる
手術時間 時間~1時間半
ほとんど出なくなる
費用 20~30万円
再発 なし
オススメの人 軽度~重度のわきが

>>直視下摘除法についてもっと詳しく

【レーザー治療】
肌への影響 術後は器具を挿入した傷が残るが1週間程度で解消
痛み ほとんどなし
臭い 軽減することができる
手術時間 約30分
少なくなる
費用 15~30万円
再発 再発の可能性あり
オススメの人 軽度~中度のわきが

>>レーザー治療についてもっと詳しく

【ボトックス注射】
肌への影響 ほとんどなし
痛み ほとんどなし
臭い ある程度軽減する
手術時間 5~10分
少なくなる
費用 10~15万円
再発 3ヶ月~1年で再発
オススメの人 軽度のわきが

>>ボトックス注射についてもっと詳しく

どのわきが治療法がいいの?

数あるわきが治療法の中で、どれを選べばいいのか悩んでしまうかもしれません。まずは自分のわきがの症状、どういった時に困ってしまうのかをよく検討してみると、おのずとわかってくるでしょう。

主な症状とベストな治療法

1、自分でも臭いのがわかり、完全に臭いをなくしたい。
◎直視下摘除法…実績のあるクリニックを探す
2、肌に傷をつけたくない
◎ボトックス注射…全く傷はつかない
○レーザー治療…傷は残るが、たいていは1週間ほどで消える
3、傷は残したくないが、わきがも治したい
◎レーザー治療…再発する可能性はあるが、傷は残らない
△直視下摘除法…傷は残るがクリニックによっては、より目立ちにくくすることも可能
4、一度にあまりお金はかけられない
◎ボトックス注射…1度に支払う金額はリーズナブルだが、総額は高くなってしまう
○直視下摘除法、レーザー治療…費用は高いが、クリニックによっては医療ローンやクレジット払いがOKなところも
5、痛いのは嫌だ
◎ボトックス注射…注射の痛み程度
○レーザー治療…手術は痛みがともなうが、麻酔をするため痛みは感じない
6、多汗症も治したい
◎直視下摘除法…汗腺を完全に除去するので、わき汗はかかなくなる
○レーザー治療…汗腺は多少残るが、汗の量が減り、臭いも軽減される
△ボトックス注射…わきがは完治しないが、汗を減らすことができ、臭いも軽減される

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