ニンニク特有のにおいの秘密と臭さをとる豆知識ご紹介
においの豆知識：ニンニク臭を消す方法
ニンニクは疲労回復やスタミナを増強する効果があるので、古くから世界各地で愛好されてきました。
豚肉と共に食べることによって、豚肉に含まれているチアミンという糖質をエネルギーに変える働きがある栄養素の吸収効率を高くする効果があるので、特に夏場の体力維持のために有効となっています。
このように体力維持に有効なニンニクですが、デメリットは何と言ってもにおいです。
ニンニクのにおいはアリシンという化合物が原因となっています。
アリシンは血液によって体中にいきわたるので、口臭だけではなく体全体からにおいを発することになります。
肺に到達したアリシンによって吐き出される息にもにおいが付いていることになります。
他の食品のにおいと大きく違う点であり、歯磨きをしたりガムをかんだりしてもにおいを防ぐ事が出来ないのが特徴となっています。
ニンニクのにおいを防ぐためには、このアリシンに対して働きかける必要があります。
アリシンはカテキンというフラボノイドの一種と結合することで消臭する事が出来ます。
カテキンを含んだ食品を摂取するという事が防臭対策として有効となっています。
カテキンはお茶に含まれている成分であり、特に緑茶に多く含まれている事が知られています。
緑茶は消臭効果が高いという事から消臭剤としても使用されている飲料です。
ニンニクを食べた後に緑茶を飲むことによって、アリシンとカテキンが結合して悪臭を防止する事が期待できます。
緑茶よりもさらにカテキンを多く含んでいるのが、お茶の葉を乾燥させて粉末として製造された緑茶青汁です。
お茶の葉から抽出するよりもお茶の葉をそのまま摂取するほうがカテキンの含有量は高くなります。
青汁にも豚肉同様にチアミンが多く含まれているので、悪臭を防止するだけではなく栄養素の吸収効率を高める健康に対しての効果も獲得する事が出来ます。